献立レシピ「春」
春は気温や環境が大きく変わり、心身にさまざまな影響を受けて不調を感じる人も少なくありません。この時期を元気に過ごすための栄養たっぷりの献立です。
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栄養バランス

栄養バランス

献立の栄養価 (1人分)

  • エネルギー:607Kcal
  • 塩分:2.8g
  • 炭水化物:79.5g
  • たんぱく質:29.4g
  • 食物繊維:8.1g
  • 脂質:16.8g

※栄養価計算は、「日本食品標準成分表 2020 年版(八訂)」に基づき算出

※栄養バランスは、厚生労働省策定「日本人食事摂取基準(2020年版)」に基づき算出、それぞれの栄養素が「適正範囲」に入っていることが良いバランスの目安となります

※お好みでと記載の分は献立の栄養価 (1人分)に含まれておりません

材料(2人分)

  • 本さわら酒粕白味噌漬 2切
  • 大根おろし 80g (約3センチ分)お好みで
  • ご飯 茶碗2杯
  • 【新玉ねぎとしめじのスープ】
  • 新玉ねぎ 1/2個(80g)
  • しめじ 1/2パック(50g)
  • 水 280CC
  • 固形コンソメ 1/2個
  • オリーブオイル お好みで少々
  • 【菜の花の辛子マヨ和え】
  • 菜の花 2茎(50g)
  • かにかま 2本(10g)
  • マヨネーズ 小2
  • 練りからし 少々
  • 【春キャベツのさっぱりサラダ】
  • 春キャベツ 60g
  • 人参 20g
  • ツナ水煮 1/2缶
  • オリーブオイル 小1
  • 酢 小2
  • 砂糖 小1/2
  • コショウ 少々
  • 【筍の土佐煮】
  • 筍水煮 80g
  • 調理酒 大1
  • みりん 大1
  • めんつゆ2倍濃縮 大1
  • 水 ひたひた

つくり方

新玉ねぎとしめじのスープ

  • 玉ねぎをくし切りに、しめじは石づきをとる
  • 小鍋に水、玉ねぎ、しめじを入れて火にかけ、沸騰したらコンソメを加えて弱火で煮る
  • 玉ねぎが透き通ってきたら火を止める※お好みでオリーブオイルを垂らす

菜の花の辛子マヨ和え

  • 菜の花は茎の硬い部分があれば切り取り、3センチ幅に切る
  • 沸騰したお湯に入れてサッと火を通して冷水に浸して冷ます
  • ボウルに水分をよく絞った菜の花、割いたかにかま、マヨネーズ、辛子を入れて和える

春キャベツのさっぱりサラダ

  • キャベツとにんじんは千切りにして、耐熱容器に入れてラップをして600Wで1分半加熱する
  • 調味料を合わせておく
  • 野菜の粗熱が取れたら水分をよく絞り、水気を切ったツナ水煮と調味料を加えて和える

筍の土佐煮

  • 筍を好みの大きさに切る
  • 小鍋に、筍、調理酒、みりん、めんつゆを入れ、筍が浸る程の水を入れる
  • 落とし蓋をして火にかけ、中~弱火で煮る
  • 鍋底に水分が少し残るくらいまで煮たら火を止め、かつお節を加えて混ぜる。※水の量は鍋の大きさによって多少変わりますが、鍋底に少し水分が残る程度まで煮れば、仕上がりの味に差は出ません。

… 管理栄養士コメント …

今回は「本さわら酒粕白味噌漬」を使った献立です。
本さわらは、適度に脂がのりながらも、さっぱりと食べやすい魚。春の食卓にもよく合います。
春は寒暖差が大きく、体はその変化に適応しようとして自律神経が活発に働き、知らず知らずのうちに心身に負担がかかります。その結果、だるさ、眠気、頭痛、胃腸の不調などが起こりやすくなります。
春の不調と塩分はとても深い関係があり、塩分をとり過ぎると体内の水分バランスが崩れ、血圧が変動しやすくなります。血圧の変動は自律神経への刺激となり、不調を長引かせる要因になります。春の体調管理では、自律神経を整える生活習慣とともに、「無理のない減塩」を意識することが大切です。

そこで、春の不調への対策となる献立作りのポイントを2つご紹介します。

(1)春の不調に役立つ食材の活用
〇筍
カリウムを含み、体内の余分なナトリウム(塩分)の排出を助け、自律神経への刺激を和らげることが期待されます。さらに、食物繊維が多く含まれ、腸の動きを促し、腸内環境を整えます。腸は「第二の脳」とも呼ばれ、腸が整うことで自律神経への負担が軽減され、春に感じやすいだるさや不調の予防につながります。

〇菜の花
ビタミンB群や葉酸、鉄が含まれ、神経伝達物質の合成や血液循環を助ける働きがあります。春は疲労感や倦怠感を感じやすいため、神経や血液の働きを支える栄養素は、心身の安定に役立ちます。

〇春キャベツ
春キャベツに含まれるビタミンCは、ストレス時に消耗しやすい栄養素で、体の回復を支えます。また、ビタミンU(キャベジン)は胃の粘膜を保護する働きがあり、緊張やストレスで起こりやすい胃の不調をやわらげる助けになります。

〇さわら
ストレスや疲労が続くと神経の働きも乱れやすくなります。魚に含まれる脂質であるDHA・EPAは神経伝達をスムーズにする働きがあります。また、ビタミンDも含み、免疫力を維持することにも役立ちます。

(2)取り入れやすい減塩調理法
①汁物は、「水は少なめ」「具材は水から茹でる」
使う調味料を減らし、その分汁の量を減らすことで、味をしっかりと感じながら塩分を減らすことができます。また、野菜やきのこは水から煮ることで、甘みやうま味が煮汁によく出て、薄味でも美味しくいただけます。

②調理工程で塩を減らす工夫
塩もみや塩ゆでの代わりに電子レンジや熱湯で下処理する方法があります。
例:春キャベツのさっぱりサラダは電子レンジで水分を抜く、菜の花の辛子マヨ和えは塩を加えず熱湯でさっと茹でて色味を保つ。

最近では、季節を問わず色々な食材が手に入りますが、「旬の食材」と減塩の工夫が散りばめられた春献立を活用して健康にお過ごしいただければ幸いです。

《管理栄養士プロフィール》

薦岡ともよ(こもおかともよ)株式会社Mocosuku 管理栄養士

病院・企業・地域での食生活支援を経験。個別支援では妊娠期から高齢期まで幅広く関わり、5000件以上の栄養カウンセリングを行う。レシピ開発やクッキング講座では、健康的で続けやすい献立レシピ開発を得意とし、栄養バランス・調理の手軽さ・美味しさを兼ね備えたメニューを考案。「安心して美味しく食べる」「食べることが楽しみになる」ようなレシピを、科学的根拠と現場経験をもとにお届けします!

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